一般社団法人日本植物油協会は、
日本で植物油を製造・加工業を営む企業で構成している非営利の業界団体です。

かんたん、おいしい!食材別植物油レシピ 料理をしていると、食材を使い切らずに困ってしまうこともありますよね。ここでは、お家にある食材に植物油を掛け合わせることで、かんたんにおいしくできるレシピをご紹介します。
第2回

『ごま油×パプリカ』で、かんたんお家ー美肌・アンチエイジング

パプリカ

パプリカは普通の緑色のピーマンに比べて2~3倍量のビタミンCを含みます。β―カロテン、ビタミンEも豊富に含みます。赤色や黄色、オレンジのパプリカの色に含まれるカロテノイドは抗酸化作用があり、老化予防が期待されます。油と一緒の調理法で栄養素の吸収率が上がります。

ごま油

ごま油に微量に含まれるゴマリグナンは強い抗酸化作用があり、老化防止や肝臓の活性化を促すと言われています。オレイン酸やリノール酸をが多く含まれるためLDLコレステロールの低下が期待されます。

『ごま油×パプリカ』で、かんたんお家ー美肌・アンチエイジング
  • ラム肉とパプリカのカラフル炒め
  • えのきたけとさやいんげんのスープ
  • 茄子とおくらの炒め煮
  • はと麦ご飯
  • 『ごま油×パプリカ』で、かんたんお家 ― 美肌・アンチエイジングの4品 エネルギー685 kcal たんぱく質29.6g 食塩相当量3.1g ビタミンC144ml 1食 一人分

ごま油に多く含まれるビタミンEとパプリカに多く含まれるビタミンCの
二つのビタミンの相乗効果で抗酸化作用がアップし、アンチエイジング効果を高めます。
また、ビタミンCはコラーゲンを作るのに必要なビタミンで美白やハリのある肌に効果を発揮します。

今回のメインの料理は、美容と健康に人気上昇中のラム肉を使った色どりの良い野菜たっぷりレシピです。ビタミンとカロテノイドリッチなパプリカと不飽和脂肪酸や鉄分、肌に良いビタミンB群をしっかり含むラム肉とごま油の組み合わせで、美肌・アンチエイジング効果が期待できるでしょう。ラム肉は塩麹と生姜で下処理をするとさらに柔らかくおいしくなります。温かいうちにいただきましょう。きのこたっぷりのスープと昆布茶で煮る簡単煮物、美肌効果が期待できるはと麦ごはんを組み合わせています。この1食でビタミンCの1日分の約1.5倍の推奨量が摂れます。

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レシピ

ラム肉とパプリカのカラフル炒め
ラム肉とパプリカのカラフル炒め
材料(2人分)
ラム肉160g パプリカ1個分(150g) ズッキーニ1/2本 長芋100g 生姜15g ごま油大さじ1 塩麹大さじ1 米酢大さじ1 薄口醤油小さじ1 胡椒少々
  • STEP1 STEP1 ラム肉は拍子切りにし、塩麹、千切りにした生姜を揉みこみ20分ほどおく。

    ラム肉は拍子切りにし、塩麹、千切りにした生姜を揉みこみ20分ほどおく。

  • STEP2 STEP2 パプリカ、ズッキーニ、山芋も拍子切りにする。

    パプリカ、ズッキーニ、山芋も拍子切りにする。

  • STEP3 STEP3 フライパンにごま油を熱し、①を炒める。

    フライパンにごま油を熱し、①を炒める。

  • STEP4 STEP4 ラム肉の表面が加熱され色がかわったら②を加える。

    ラム肉の表面が加熱され色がかわったら②を加える。

  • STEP5 STEP5 野菜に火が入ったら、米酢、薄口醤油、胡椒で味を調え、さらに加熱して少し水分をとばす。

    野菜に火が入ったら、米酢、薄口醤油、胡椒で味を調え、さらに加熱して少し水分をとばす。

ごま油は製造過程の焙煎具合の違いによって色や香りの差がありますが、栄養価に変わりはありません。酸化しにくいので炒め物や揚げ物などの加熱料理から風味をプラスする生食調理まで楽しめます。無色のごま油はクセがなく、健康効果はそのままに、何にでも使えます。
  • えのきたけとさやいんげんのスープ

    えのきたけとさやいんげんのスープ

    材料(2人分)
    えのきたけ1/2袋 さやいんげん2本 きくらげ(乾)1g いりこだし(水600mlにいりこ20g)400ml 顆粒中華だし小さじ1 胡椒少々
  • 茄子とおくらの炒め煮

    茄子とおくらの炒め煮

    材料(2人分)
    茄子1本(120g) おくら2本 油揚げ1枚 昆布茶小さじ1 水100ml サラダ油小さじ1
  • はと麦ご飯

    はと麦ご飯

    材料(2人分)
    米140g(1合弱) はと麦20g 酒大さじ1 紫蘇2枚
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網谷 陽子
網谷 陽子

YOKO AMIYA

  • ・管理栄養士
  • ・日本糖尿病療養指導士
  • ・高血圧・循環器病予防療養指導士
  • 日本女子大学家政学部食物学科卒業
  • 商品科学研究所 食分野 研究員
  • セゾン総合研究所 消費社会研究
  • 東京都立多摩職業能力開発センター八王子校
  • 介護サービス科 講師
  • 東京誠心調理師専門学校
  • 栄養学 講師
  • 公益財団法人結核予防会 総合健診推進センター
  • 生活習慣病予防推進課 特定保健指導 糖尿病指導
    現在に至る
  • 合同会社 生活習慣病予防研究センター 上席研究員
    現在に至る
  • 東京都栄養士会 理事
    2009年~2012年
  • 東京都栄養士会 地域活動部会 部会長
    2010年~2012年
飯田 和子
飯田 和子

KAZUKO IIDA

  • ・栄養士
  • ・調理師
  • ・国際薬膳師
  • ・中医薬膳専門栄養士
  • ・キッズキッチン協会認定インストラクター