一般社団法人日本植物油協会は、
日本で植物油を製造・加工業を営む企業で構成している非営利の業界団体です。

上手に使いこなす料理のコツ

揚げ物や炒め物など植物油を使う料理を、おいしく手際よく仕上げるためのコツ、ぜひ覚えましょう。

  • 揚げる揚げる

    天ぷら、から揚げ、フライなどの揚げ物は、からっと香ばしく仕上げるのがポイントです。そのためにはまず、適温で揚げることが大切。揚げ油は野菜が170℃くらい、肉や魚は175〜180℃が基本になります。一度に揚げる量は油の温度が下がりすぎないように油の表面積の1/2〜2/3までにし、揚げている途中で軽く混ぜたり返したりして均一に火を通します。鍋は深めのフライパンなど口が広いほうが蒸気がとびやすく、からっと揚がります。

  • あえるあえる

    サラダや中国風のあえ物などの植物油を使った料理は、シンプルなだけに下ごしらえなどにちょっと気をつけただけで、ぐんとおいしくなります。いちばんのポイントは材料の水きり。生でもゆでたものでも、水けをしっかりきらずにドレッシングや油であえると、水っぽくなります。また、あえるのは必ず食べる直前に。サラダなどはテーブルで油やドレッシングをかけ、あえたらすぐいただきます。ハーブオイルや辛み油などを使うのもよいでしょう。

  • 炒める

    炒め物を上手に作るコツは、材料や鍋の準備をしておいて、強火で一気に仕上げることです。そのためのポイントは、野菜など材料の切り方をそろえること。火が通りにくいものは揚げたりゆでたりしておきます。高温を効率よく利用するため、鍋全体に油をよくなじませることも大切。その鍋に、材料の8~10%の炒め油を入れて十分に熱し、火が通りにくい材料から先に炒めます。こうすると、しゃきっとしたおいしい炒め物に仕上がります。