一般社団法人日本植物油協会は、
日本で植物油を製造・加工業を営む企業で構成している非営利の業界団体です。
肝臓は栄養素の代謝や有害物質の解毒など多くの大切な働きをしていますが、肝機能が低下しても症状が出にくいものです。肝機能異常のある人は働き盛り世代で増えてきています。アルコールが原因だけでなく、食べ過ぎが原因の人も多いようです。暴飲暴食を控えると同時に肝臓を強くする食事と運動でケアしたいものです。
肝臓を強くするためには良質のたんぱく質とビタミン、ミネラルの多い食事が必要です。肝臓に負担をかけないように低カロリーで栄養バランスのよい食事を3食規則正しく摂ることも大切です。週3回くらい有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせた運動をするのも良いでしょう。
肝臓をケアするには、抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eや貝類、タコ、イカなどに多いタウリンなどが勧められています。肝臓は三大栄養素の代謝の働きがあるので、それをサポートするビタミンB群もしっかり摂ると効果的でしょう。
今回の献立は一汁三菜で自然に栄養素のバランスがとれる組み合わせになっています。主菜はビタミンAとEを多く含む鰻を使い、食欲をそそる香りとビタミンEの多いごま油で炒めた、肝臓を強くする効果が期待されるレシピです。中医学では肝臓には酸味が良く、目とも関係が深いとされています。副菜は目にやさしい菊花と枸杞子の酢の物とイカの酒蒸しです。
この1食でビタミンAの1日の推奨量とビタミンEの1日の目安量をほぼ賄うことができます。肝臓が弱っているときは鉄を貯めやすいので鉄のとりすぎには気をつけましょう。
YOKO AMIYA
KAZUKO IIDA