一般社団法人日本植物油協会は、
日本で植物油を製造・加工業を営む企業で構成している非営利の業界団体です。
平成30年の製油業界10大ニュース
一般社団法人日本植物油協会は、毎年、製油業界に関連する10大ニュースを、関係メディアの皆様に選定していただき、公表しています。
平成30年は、米中貿易摩擦に伴う貿易環境の変化があり、国内では台風をはじめとした自然災害が多発し、多様な油の重要が引き続き好調であるものの、先行きが見通しにくいコスト環境となってきたところです。
平成30年の製油業界10大ニュースは、このような情勢を反映したものとなりました。来年は、10大ニュースの多くを明るい話題が飾る年になることを祈っております。
順位 | 項 目 |
1 | 米中貿易摩擦に伴う貿易環境の激変と業界への影響 |
2 | 台風、豪雨、地震など自然災害が多発し、業界企業も被害 |
3 | 健康志向の定着及び生食用の需要拡大に伴い、こめ油、あまに油、ごま油、えごま油、オリーブ油等多様な油の需要が引き続き好調 |
4 | 原料相場の変動、人手不足、物流費の上昇など先行きが見通しにくいコスト環境 |
5 | パーム油についての2020年東京オリンピック・パラリンピック調達基準でRSPO,MSPO,ISPOが推奨すべき認証制度に |
6 | 米国産大豆、ブラジル産大豆の生産量が史上最高を更新、アルゼンチン産大豆が大きく減産 |
7 | カナダ産菜種の生産量が2年連続で2千万トン超、EU・豪州が大きく減産 |
8 | 遺伝子組換え表示制度において引き続き植物油は表示義務なしで答申 |
9 | IOC(国際オリーブ協会)と日本植物油協会の連携強化 |
10 | TPP11(12月発効予定)、日欧EPA(2019年2月発効予定)の批准決議が進むなど、自由貿易協定が進展 |
※10大ニュースは、製油業界関連業界紙9社と日本植物油協会会長の投票により選定されたものです。