一般社団法人日本植物油協会は、
日本で植物油を製造・加工業を営む企業で構成している非営利の業界団体です。

製油業界10大ニュース

平成24年の製油業界10大ニュース

 一般社団法人日本植物油協会では、毎年、関係メディアの皆様の投票により製油業界10大ニュースを選んでいます。
 平成24年は、異常気象が世界の主要農業生産地帯を襲い、農産物生産が大幅に減少するという状況が生じました。植物油の主な原料である大豆、菜種もその例外ではなく、生産の不調とともに国際価格が急騰することとなり、世界の製油業界にとって厳しい試練の年となりました。
 平成24年製油業界10大ニュースは、そのような事情を反映したものとなりましたが、一方では、皆様のご厚情に支えられて、日本植物油協会は設立50周年を迎えることができた年でもありました。
 平成25年が希望に満ちた年となることを祈って、本年の製油業界10大ニュースをお届けいたします。

順位 項    目
1 シカゴ大豆価格史上最高値を更新し、高止まりで推移
2 アメリカの56年ぶりの大干ばつ、南米の干ばつなどで世界の大豆生産量が大幅に減少
3 大豆搾油量は200万トン割れ、菜種搾油量は昨年をさらに上回る史上最高へ
4 2012年産のカナダ菜種、史上第2の豊作も予想を下回り失望感が漂う
5 原料価格高騰で数次の製品価格改定
6 日本植物油協会、設立50周年を期し一般社団へ移行
7 世界的な価格高で大豆ミールの配合率が低下し、割安感のある菜種ミール配合率が急上昇
8 経済停滞で消費マインドは引き続き冷え込み、植物油価格形成にも影響
9 中国の需要依然として旺盛、大豆輸入量は6000万トン越え
10 年間を通じて超円高が継続
次点 食品表示一元化問題、検討会の報告後も激論が続く

注:油脂に関係する業界紙9社と日本植物油協会会長の投票により選んでいます。

前のページへ次のページへ