一般社団法人日本植物油協会は、
日本で植物油を製造・加工業を営む企業で構成している非営利の業界団体です。
表8に示した通り、日本の植物油は、①原料となる農産物(油糧種子等)を搾油して得られたものと、②輸入される油により供給されます。日本で、2022年現在で搾油している原料は、大豆、菜種、とうもろこし(胚芽)、米ぬか、ごま、綿実、落花生、あまにの8種類に過ぎません。以前には、ひまわりの種子、サフラワー(べに花)の種子等を搾油していましたが、効率性の観点から現在は粗油で輸入し、国内で精製しています。
表9は、主な油糧種子と油の、主な供給国を示しています。日本国内で供給される原料は、米ぬかだけであることがお分かり頂けるでしょう。また、とうもろこしは製油企業が輸入するのではなく、スターチを製造する企業が輸入し、スターチを取り去った後の胚芽を製油企業が集荷して、搾油しています。
注:(1)原料(油糧種子)を示しているが、粗油で海外から輸入することもある。
(2)緑字は、日本が輸入している主な国を示している。
注:(1)原料(油糧種子)を示しているが、粗油で海外から輸入することもある。
(2)緑字は、日本が輸入している主な国を示している。