一般社団法人日本植物油協会は、
日本で植物油を製造・加工業を営む企業で構成している非営利の業界団体です。
朝は「パン」、昼は「麺」をテーマに、歳時記を意識しながら、植物油を生かした風味のよい食欲をそそるレシピが食卓を彩ります。
今回の献立をご提供いただいたのは、あの青木絵麻さん。・・・そう、前回の「おうち油レシピ」では、美味しくお酒のすすむレシピが数多く登場しましたが、今回は朝食&昼食として、ひと手間加えて貴方の胃袋をしっかりと満足させることのできるオリジナルメニューを、春夏秋冬の4回シリーズでご紹介いただきます。
食材は身近なものだけれど、どこか、ごちそう感がある…。心がほっこりする、気持ちまで豊かになれる献立は、ご家族からも喜ばれるに違いありません。これまでの朝食や昼食とはひと味違う贅沢を、どうぞお楽しみください。
4月から環境が変わって新生活を迎えられたご家庭も多いと思いますが、朝は一日爽やかに頑張ろうと思う気持ちになる、昼は午後からゆったりとした気持ちになれるような、そんな献立を意識してみました。朝食は「植物油とパン」にフォーカスを当て、皆様に新しいパンと植物油の素敵なマリアージュを、昼食は「植物油と麺」にフォーカスを当て、植物油で工夫すればいつもの麺ランチがこんなにも美味しくなるという、旬なパスタ・冷麺・うどんなどの満足レシピをご紹介していきたいと思います。
ホットサンドの中身に入れるそら豆をフォークの背などを使ってつぶしながらオリーブオイルを混ぜますと、そら豆の味と馴染んで風味がとても豊かになります。外側のサンドイッチ自体にもオリーブオイルを塗って焼き上げることで香ばしく焼き上がりますので、内からと外側からの植物油の“ダブル効果”で美味しいサンドイッチとなります。“ホットサンド”とは言っても、このレシピは水分が出ませんし冷めても美味しく召し上がれるので、お近くの公園に持って行かれるなど、行楽シーズンにもぴったりの一品だと思います。
鉄分が豊富なヒジキと菜の花の組み合わせという、和風のあっさりと召し上がれるパスタです。菜の花と菜種油の相性が良いのは当然ですが、菜の花の香ばしさや風味をより楽しむなら、やはり菜種油を使われることがベストです。鯛と一緒に食すことで、パスタの味わいがより深いものになると思います。鯛はパスタと炒めるものとは別に焼いてパスタの上に載せることで、形を崩すことなくお洒落感を演出することができます。冷めてもお惣菜として成立しますので、お弁当に入れていただいてもよいレシピですね。
そら豆・・・・100g(ゆでて薄皮を剥いた状態で60g程度) スモークサーモン・・・6枚 食パン・・・(8枚切り×2枚) エクストラ・バージン・オリーブオイル・・・大さじ1 茹で汁・・・小さじ2 塩・・・少々
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そら豆でなくとも、枝豆などお好きな豆類でお試しくださいね。私はホットサンドメーカーは直火式のバウルーシングルを使用しましたが、電気式もあります。もしご家庭にホットサンドメーカーの備えがない場合は、フライパンを余熱しオイルを塗り、パンの上に重しを置いて両面焼き上げるスタイルでお願いします。
ショートパスタ(フジッリ)・・・・140g 菜の花・・・・1束 芽ヒジキ(戻したもの)・・・100g 鯛・・・140g(ご用意がなければ他の白身魚でもOK) ニンニク・・・1カケ 鷹の爪・・・1本 菜種油・・・大さじ3 醤油・・・小さじ2 塩・・・適量
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今回のパスタはらせん状のフジッリを使いましたが、お好みでペンネやロングパスタでも問題ありません。パスタと菜の花は、同時に茹でれば効率的に出来上がります。茹で汁は捨てないでパスタに馴染ませることで、油っぽさが軽減されソースとしての熟成度が高まりますからおすすめです。