日本が大豆油をアメリカに輸出していた
大豆油製造は中国で始まった
石うすで大豆を圧搾していた
大豆油は傷を治す薬だった
第二次世界大戦がアメリカを大豆生産国に押し上げた
これまで耳にしたことのない話題や
今では考えられないことが大豆油の歴史の中では登場してきました
今回はそんななかから
日本の大豆搾油業の黎明につながる
満州における大豆搾油業の歴史を中心にご紹介しましょう
アメリカ合衆国カリフォルニア州のラファイエット市に位置する大豆情報センター(Soy Info Center)には、世界の大豆に関する文献が収集され、大豆に関する多くの書籍が出版されています。Soy Info Centerのホームページによれば、同センターは1976年にWiliam Shurtleff、Akiko Aoyagiのお二人が開設されました。お二人は日本における大豆食品についての研究を深められ、1972年10月、「豆腐(Tofu)」という本を出版されますが、これを契機に大豆の研究をさらに進められ、1976年に同センターの開設に至ったとのことです。
同センターが出版されている大豆に関する多数の出版物の一部について、その概要(あらすじ)がホームページで公開されていますが、その中に「大豆搾油の歴史 History of Soybean Crushing」が掲載されているのを見つけました。これを紐解き、私どもが有している知識で補完しながら、大豆搾油の起源から近代的大豆搾油の黎明期までの歩みを概観してみましょう。
なお、Soy Info Centerのホームページで公開されているのは同書の概要のみで、本文を確認していませんので、詳細にわたる記述や統計資料を欠くものであることをご理解いただきますようお願い申し上げます。 |
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