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《オリーブ油はすでに家庭で定番の植物油。機能性植物油も一般家庭で日常的に使用される植物油に》
植物油別の認知度は、「サラダ油」「オリーブ油」「ごま油」「べに花(サフラワー)油」「なたね(キャノーラ)油」の順でいずれも90%を超えています。次いで「コーン(とうもろこし)油」(87.7%)、「コレステロールが気になる方向けの油」(71.0%)の順位でした[図1]。
現在使用している植物油については、「ごま油」(78.2%)、「サラダ油」(77.1%)、「オリーブ油」(65.3%)が6割を超え、健康志向やイタリア料理ブームがきっかけで普及した「オリーブ油」はすでに、家庭で定番の植物油になったといえます。また、機能性植物油と呼ばれる「脂肪がつきにくいタイプの油」(16.7%)、「コレステロールが気になる方向けの油」(16.4%)が、現在使用されている植物油の6位・7位に入りました。
現在使用している植物油を、首都圏に限り、前回(2002年度調査)、前々回(2000年度調査)と比較をしてみると[図2]、「脂肪がつきにくいタイプの油」「コレステロールが気になる方向けの油」は両方とも前回よりポイントアップ(前者4.2ポイント、後者3.3ポイントのアップ)しており、特に「コレステロールが気になる方向けの油」については、2000年度(5.7%)から12.4ポイントもアップしています。
食生活での健康に対する関心度を聞いたところ[表1]、関心を持っている人が95.0%(関心がある59.3%、やや関心がある35.7%)にのぼり、こうした食生活での健康に対する関心度の高さを背景に、機能性植物油が家庭で使用されるようになったと考えられます。
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図1 植物油別の認知/現在使用(MA) *サンプル数・・・共に708票
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図2 植物油の現在使用 前回・前々回比較 <2003年度の現在使用している植物油上位、首都圏
*サンプル数・・・2003年度:348票、2002年度:352票、2000年度331票
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表1 食生活で健康に対する関心度(SA)
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