◆結果分析1「うつくしい元気人2001」その条件は?
■うつくしさとは、まず健康で清潔感があること。内面の豊かさも重要要素。
 まず、人を「うつくしい」と評価する条件をうかがいました。その結果「健康的」「清潔感」が6割以上の支持を集めて二大条件。3位以下は「礼儀正しさ」「雰囲気がさわやか」「言葉遣い」がほぼ同じスコアで続き、「容姿のバランス」が6位となっています。こうしてみると、現代の女性が人を「うつくしい」と判断するポイントは、何よりもまず健康的で、清潔な印象があること。そして「容姿のバランス」といった見た目の印象よりも重要なのが、「礼儀」「さわやかさ」「言葉遣い」など、相手への気遣いや教養にあふれた内面的な豊かさとされているようです。
 この結果を年代別で見ると、20代のうち半分を超える人が「礼儀」を重視しているというのが目立ちます。また「容姿のバランス」は20、30代と40、50代で大きな差が出ています。つまり、若い人はやはり見た目の良さは重要と思いつつも、「礼儀」など内面的な豊かさもそれ以上に重視。年長層になると外見の重視度が下がる、ということのよう。ともすれば“礼儀知らず”などと評価されがちな若い年代がこうした意識を持っているということは、なかなか頼もしいと言えるのではないでしょうか。
 「うつくしい元気人」の行動条件のトップは文字通り「元気ではつらつとしている」こと。以下、2位「遊びも仕事も意欲的」、3位「よく笑う」となりました。このうち「よく笑う」は年代で差があり、40代では「好奇心旺盛」、50代では「裏表がない」が「よく笑う」を上回っています。いずれにしても、「うつくしい元気人」とは“ポジティブで明るい性格”というのが共通イメージのようです。
■ 人を「うつくしい」と評価するのに必要な条件(5A)
(n=1395) 全体 20代 30代 40代 50代
健康的 74.4 65.7
(2)
75.0
(1)
75.3
(1)
71.3
(2)
清潔感がある 64.6 66.0
(1)
67.3
(2)
73.9
(2)
85.2
(1)
礼儀正しい 42.2 51.9
(3)
39.6 25.3 45.4
雰囲気がさわやか 41.6 31.6 45.1
(3)
49.7
(3)
56.5
(3)
言葉遣いがきちんとしている 41.6 36.9 40.8 46.8 43.5
容姿のバランスがいい 38.8 40.5 42.6 26.1 9.3
性格が明るい 35.7 36.7 35.0 39.6 45.4
姿勢が良い 31.5 27.0 38.0 28.3 11.1
前向きな考え方 31.3 24.3 28.4 39.1 36.1
オシャレ上手 26.5 26.7 28.8 24.4 14.8
まわりに気を遣う 21.5 25.0 20.3 26.0 3.7
やさしい 19.6 26.7 16.8 16.9 30.6
女性らしい 16.2 22.5 16.5 8.6 34.3
意欲的 7.2 7.4 5.8 10.1 9.3
くったくがない 4.3 5.8 2.7 9.2 3.7
個性的 3.4 5.2 3.1 2.2 1.9
■ 「うつくしい元気人」に欠かせない行動条件(3A)
(n=1395) 全体 20代 30代 40代 50代
元気ではつらつとしている 82.7 75.3
(1)
84.6
(1)
77.1
(1)
92.6
(1)
遊びも仕事も意欲的 53.0 45.4
(3)
59.2
(2)
59.4
(2)
62.0
(2)
よく笑う 46.1 55.7
(2)
41.8
(3)
24.8 34.3
裏表がない 33.1 38.7 32.8 26.6 36.1
(3)
好奇心旺盛 25.4 23.1 21.9 40.4
(3)
18.5
くよくよしない 23.9 18.8 25.0 23.1 13.0
よく食べる 19.8 23.4 21.2 25.5 1.9
スポーツをする 6.0 6.7 6.4 5.3 3.7
決断が早い 5.4 4.7 5.8 4.0 13.0
朝に強い 4.4 4.3 4.5 11.0 26.9
バリバリ働く 3.4 4.7 3.6 5.3 3.7
よく遊ぶ 2.7 4.4 2.1 0.7 0.0
汗が似合う 0.9 0.9 1.3 1.1 0.0
よく喋る 0.7 1.5 0.3 0.4 0.0

※数字は%。
※表中、()数字はその年代のベスト3.
は全体より10ポイント高い、は全体より10ポイント低いもの

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