◆料理と植物油に関する意識
“いつも料理する人”は、未婚女性の2割以下。
■日常的に料理する未婚の人は少数派
“健全な”食生活のためにも関心を持ち、実行したいのが料理。若い人の料理実行度を見ると、既婚女性はともかく、それ以外はまだまだ十分とはいえなさそうです。例えば未婚女性はひとり暮らしの人が6割、家族と同居している人が5割の実行率です(図表7)。
|
|
ただし、これらの人もその頻度となると、週に1~2回以下が大半を占めています(図表8)。毎日料理する人となると、未婚女性の場合2割以下の少数派です。若い人にとって料理をするということは身近なことではなさそうですね。
■若い人の得意料理は「炒め物」!
では、そんな若い人たちが料理をするとしたらどんなものを作っているのでしょう。特に「植物油を使った料理」について聞いてみました。これによると、1位は「野菜炒め」、2位は「炒飯」と、炒め物が上位にランクイン(図表9)。どちらも一皿で多種類の素材を摂ることができ、とくに不足しがちな野菜も補いやすい好メニューです。「炒飯」もできるだけ野菜を多めに入れて、バランスの良い内容にしたいところですね。
メニュー傾向とリンクして、得意な料理法も「炒める」がトップ(図表10)。短時間でできる、素材の持つ栄養を壊さずに調理できる炒め物は、植物油のおいしさやメリットを上手に取り入れることのできるすぐれた調理法です。カンタンなことも魅力のうち。料理に馴染みのない人も、ぜひ炒め物あたりから料理にチャレンジしてみてはいかがですか。
|
|
■オリーブ油は日本の基礎食材
では、若い人たちに馴染みのある植物油やそのイメージはどのようなものでしょうか。 まず常備している植物油を聞いたところ、サラダ油、ごま油に次いで「オリーブ油」が3位となりました(図表11)。すっかり日本の食に定着したイタリアンメニュー同様、オリーブ油ももはや日本の基礎食材の地位を獲得したというところでしょうか。
また、植物油と聞いて思い浮かべることでは「食べると太る」がトップ(図表12)。これだけ新しい食材にも敏感でいながら、こうした誤解がまだまだ残っているのは悲しい限りです。植物油を上手に取り入れることで、カロリーが少なくかつ腹持ちの良いメニューづくりが可能です。また、植物油には健康に欠かせない栄養素も豊富。正しい理解で、よりおいしく、より健康的な食生活に植物油をお役立てください。
|
|
|