◆食生活に対する意識
外食、できあいに頼りがちな食生活への悩みが進行。
■外食、できあいに偏った食事で、摂取品目が不足しがちな食生活
若者の食生活の意識についても、その傾向を探ってみました。
まず食生活の悩みについて、この3年間で大きく伸びたものは「三食食べられないことがある」「摂取品目の不足」「外食に偏りがち」「既製の惣菜や加工食品に偏りがち」となっています(図表4)。これらからは外食や加工食品の利用で摂取品目が限られるという流れがうかがえます。そのあたりをもう少し掘り下げてみましょう。 |
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■ひとり暮らしほど、食生活の悩みは深刻
ふだん誰と夕食をとることが多いかをみると「家族と一緒」は半数にとどまっています(図表5)。これを家族状況で見るとひとり暮らしの人は男女とも6割が「ひとり」の食事です。
また、その食事の調達方法を見ると、「家で料理したものが多い」は全体の6割。未婚のひとりぐらしに限ってみると、「外食が多い」は男女とも4割、「できあいのお惣菜やコンビニのお弁当が多い」は男性で4割、女性で3割を占めています(図表6)。
家族がいても家族での食事がままならない今、ましてやひとり暮らしの人はひとりでの食事が多くなります。そんなとき外食やできあいのものになりがちなのは無理もないのかもしれません。ただ、それが「摂取品目が少ない」といった悩みにつながるのだとしたら、「ひとりでも作って食べる」と、少し意識を変えてみるのも必要かもしれません。 |
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