原料関係国際交流、相次いで実施される!
第3回日米パートナーシッププログラム(7月4~10日、アメリカにて)
第23回日加なたね予備協議(7月12~14日、カナダにて)
 現在、わが国において生産される植物油の原料は、こめ油の原料である「米ぬ か」がほとんど唯一のものです(ほかに国産のなたねや落花生などの使用実績もありますが、量 的にはごくわずかなものです)。このため、わが国では植物油原料の大豆、なたねなどのほとんどを海外に依存しています(年間原料処理量 のうち、海外原料の割合は95%)。
 わが国の平成10年の植物油原料の年間使用実績は、全体で6,518千トンでした。主食である米の年間消費量 が約8,500千トン程度と見込まれることからみても、植物油の原料としていかに多量 に使用しているかが推測できます。
(注)製油工場の年間操業日数は約300日であることから、1日当たり約22千トンの原料を使用していることになり、大型10トン車で毎 日2,200台分の原料を使用していることになる。
 原料別では、大豆の年間使用量が3,616千トンで原料使用量全体の55%を占め、次いでなたねが2,085千トンで32%を占めており、この両者で全体の使用量 の87%を占めています。この大量の植物油の原料は、大豆は主としてアメリカから、なたねは主としてカナダから輸入しています。食生活に欠くことのできない植物油の安全供給を確保するためには、これらの生産国と友好関係を保ち、有用な情報交換を日常的に行うことが重要なのです。
 このため、日本植物油協会ではアメリカおよびカナダとの定期的な交流を行っており、今年も上記の日程で開催されています。
MEMU