(株)ホーネンコーポレーション
清水第一工場
宮腰宏治工場長に
お話をうかがいました。 |
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植物油の原料はあらためて言うまでもなく農作物です。天候やその他の環境に影響されやすく、でき具合はいつも違います。原料の状況が異なっても最終的には一定の品質の製品に仕上げる、これが最も大切で、そして大変なことです。原料の段階であらかた状況はわかるので調整しますが、その後の圧搾、抽出、精製、全ての行程での絶え間ないチェックが必要です。
また、植物油をつくる過程で、廃棄されるものはほとんどありません。油粕は加工食品の原料や飼料になりますし、精製の過程で純度を高めるために除去するものはビタミンEやレシチンとして健康食品などに提供しています。ありがたいことに、植物油の工場は産業廃棄物どころか副産物でいっぱいなのです。
ご家庭で植物油を使ってくださっている消費者の皆さんはおそらくご存じないでしょうけれど、製品になるまでには長い時間とたくさんの労力がかかっているのです。現場の人間としてはこれだけ時間と技術力をかけて製造しているのですから、その価値をもっと評価していただきたいと率直に思います。 |
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