それでは、オリーブ油の消費はどのようになっているのでしょうか。
どこの国でも、食生活の基本は自国内で供給される食材を食べることにあります。したがって、オリーブ油にあっても大生産国が大消費国であることが基本的な構図になっています。
表4は、2006年について消費量の多い国を紹介したものですが、EUの中ではフランス、ドイツが、EU以外ではアメリカ、カナダ、ブラジル、そして日本が生産国ではないものの、消費の多い国となっています。
一人当たり消費量で見れば、生産国が消費国という傾向が一層鮮明に浮かび上がります。最も多いのがギリシャ、次いでイタリアとなり、スペイン、チュニジア、ポルトガルなど地中海沿岸諸国が続いています。まさに、地中海料理=オリーブ油ですね。
【 表4 主なオリーブ油消費国と消費量 】
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