おせんべいと植物油、このすばらしきハーモニー
5.米菓の専門家にお聞きしました

  全国米菓工業組合の、松本裕専務理事にお伺いしました。

(1)あられやせんべいの生産量を教えてください
  平成20年(暦年)におけるあられの生産量は約10万トン、せんべいは約12万トンです。

(2)その中で、揚げあられやせんべいは、どれぐらい生産されていますか
  正確なデータはありませんが、全体で15,000トンぐらいではないでしょうか。
  具体的な商品名になりますが、関東地域で人気のある「歌舞伎揚」の生産量が約6,500トン、関西地域で人気のある「ぼんち揚」の生産量が約3,000トン、全国で販売されている「揚一番」が約2,500トンで、その他の商品が約3,000トンです。

(3)揚げたあられやせんべいを食べるときに、注意することは何ですか
  油で揚げていますので、酸化が最も気になりますね。商品の袋などに記載されている「賞味期限」にご注意して、期限内に召し上がっていただくことが何より大切なことですね。

(4)揚げたあられやせんべいのおいしい食べ方を教えてください
  お求めいただいた商品を、そのままできるだけ早い時期に召し上がっていただくのが一番のお奨めですが、最近では細かく砕いて「とんかつの衣」に混ぜて使用すると香ばしく、かつ、おいしいと話題になっています。一度お試しいただいてはいかがでしょうか。

(5)揚げる油に期待することは何でしょうか
  どの食品にも共通しますが、安全で、消費者の皆様に安心して召し上がっていただける商品であることが何より重要です。そのため、鮮度の良い植物油を供給していただきたいと願っています。また、一定の保存性が必要ですので、酸化に対する安定性の高い揚げ油の開発にも期待しています。

PREVMENU