第90号 植物油INFORMATION

不況がもたらした食生活の変化
−アメリカの勤労世代の食生活 −


経済の停滞は雇用の不安定や所得の低下をもたらし
人々の消費生活にも大きい影響を及ぼします
食料は人々の生命に不可欠のものですが
その購入をも控えねばならないことさえ生じます
アメリカが経験したリーマン・ショックに象徴される大不況は
人々の日常の食生活に大きい影響を及ぼしました
でも意外な効果もあったようです
しかし、その結論は?

アメリカ農務省経済調査局(Economic Research Service)は、2014年1月、「2005〜2010年における勤労世代の食生活形態と食事の質の変化:Changes in Eating Patterns and Diet Quality Among Working-Age Adults, 2005-2010」という報告書を公表しました。

図1 報告書の表紙

表紙

資料:アメリカ農務省経済調査局「Changes in Eating Patterns and Diet Quality Among
   Working-Age Adults, 2005-2010」(2014年1月16日公表)
注 :調査の報告書は、www.ers.usda.govで閲覧できます。

 この報告は、リーマン・ショックと通称される戦後最大の不況が、人々、特に勤労世代の食生活に及ぼした影響について、不況前後における食料費支出と栄養学的な食事の質の変化を、コーホート分析手法により明らかにすることを試みたものです。
 報告書は、不況によって家計の食料費支出、とりわけ外食などの支出が大幅に減少することとなった反面、食事の内容が栄養的には質の高いものとなったことを検証しています。

不況がもたらした食生活の変化
−アメリカの勤労世代の食生活 −

  ┣ 1.戦後最大の経済不況と食生活
  ┣ 2.家庭外食料消費の減少が、食生活の質を高める?
  ┣ 3.調査対象者の属性
  ┣ 4.検証の結果
  ┣ 5.不況がもたらした家族の団欒
  ┣ 6.健康的な食生活を求めることが、食生活の改善をもたらした